酒場で出会ったあの女。
ともに森に入るはずだったが…気がつけば背後にいなかった。

財布は手元にあるし…青山羊に託された品もある。
何も盗まれてはいないようだ。
酔っ払いだったのだろうか。
そのあたりの木の根を枕に寝ているのかも知れぬ。

まあいい。
１人には慣れている。

小腹がすいたので手頃な切り株に腰掛け、酒場で用意させた包みを解く。
中に入っているのは、軽く塩の振られた、素焼きのナッツ。


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「ナッツうめえ」で合流しました